みさき画廊  絵と、暮らすこと

《出展のご案内》 アートフェアアジア福岡 ホテルオークラ福岡9階 2017. 9 / 8 fry - 10 sun 〔画廊は休廊〕

田上允克 銅版画10

田上允克2
銅版画10 銅版画 雁皮刷 19.5×49.0㎝ 1974年頃 作家蔵 非売

1944年山口県生まれ。山口大学で哲学を専攻し、大学卒業後の72年に上京、東京の鷹美術研究所で絵画を学ぶ。1974年にはじめて個展を開き、鋭い筆致で描かれた幻想的なドローイングの作品と版画を展示する。
今展で展示する初期の銅版画はこの当時制作されたもので、数年の間に制作された版画の数は約3.000点とも言われるが、アトリエ裏の収蔵庫の箱の中に眠るその正確な数は把握されていない。
田上允克の版画は、作品に見合う評価はされていないが、それでも87年と90年にフレッヘン・グラフィックアート・トリエンナーレ(ドイツ)で受賞。またカボ・フリオ国際版画ビエンナーレ(ブラジル)、イビザ国際版画ビエンナーレ(スペイン)などにも出品している。
78年からは、シロタ画廊(78年、80年、81年、85年)での展覧会を皮切りに、洲之内 徹の現代画廊(81年、84年)、am Holtzendorffギャラリー(ベルリン/90年)、また版画作品では76年にポーランドの二つの画廊でも展覧会が開かれている。
版画作品の完成度は高く、それぞれ数枚ほどのエディションしか摺られていないので、絵画市場にでまわることはほとんどない。
今回は新作のドローイングを中心に、小さな画面の中に緻密に描かれたユニークな未発表の銅版画10点を含む約25点を展示いたします。ぜひご高覧下さい。